ベートーヴェン レオノーレ序曲 第3番 Op.72b

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「レオノーレ序曲」はベートーヴェン唯一のオペラ「フィデリオ」のために作曲された作品で、死後に発見された第1番、初演時に演奏された第2番、翌年の改訂版で演奏された第3番の3種類があり、いずれもベートーヴェンらしい傑作として愛されています。
わけても第3番は完成度やスケールの大きさから、独立して演奏される機会も多い名曲です。
オペラ作曲の依頼を受けたベートーヴェンは当時流行のメロドラマ的なイタリアオペラとは違う、精神的にも芸術的にももっと格調高いものを作りたいと意気込みました。
用意された台本は無実の罪からとらわれの身となった夫フロレスタンを救うため、フィデリオと名を変え男装して獄中に潜り込み、命がけで夫を助け出す妻レオノーレの勇気と夫婦の崇高な愛を描いたものでした。
慎重に大切にこのオペラを書き上げたベートーヴェンは後に「私の子供の中で最もかわいい作品」と人々に言っていたそうです。

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