ブンデスリーガ第14節、シュトゥットガルト対ヘルタ・ベルリンの試合で、相手と激しく衝突し脳震盪を起こした日本代表MF遠藤航の容態について、シュトゥットガルトを率いるマイケル・ウィマー監督とスヴェン・ミスリンタットSD(スポーツ・ディレクター)が語った。独紙『ボルケーナー・ツァイトゥング』が報じている。
シュトゥットガルトは3分にセール・ギラシのゴールで先制するも、19分にヘルタのドディ・ルケバキオにゴールを決められ同点に追いつかれてしまう。そして、77分にはクリアしようとした遠藤の後頭部に、競り合ったヘルタのイバン・シュニッチの頭が激しく衝突し、遠藤がその場に倒れ込むアクシデントが起きた。
遠藤は目を閉じて、うつろな表情のまま起きあがろうとする素振りを見せるも、そのままピッチに倒れ込む。すぐさまチームメイトが駆け寄って横向きにして、舌が落ち込まないように気道の確保と、意識があるかどうかを確認した。脳震盪により治療を受けた後、担架でピッチの外に運ばれている。遠藤はアタカン・カラソルと交代することになった。
ミスリンタットSDは、遠藤について「正確なところはまだわからないが、頭だったので、何も壊れていないことを願っている。彼は一度完全に意識を失った。もちろん、彼が元気になって、ワールドカップの出場が危うくならないことを願っている」と語っている。
また、ウィマー監督は「短い時間気絶したが、現在は遠藤の意識は戻っている。しかし、検査を受けたところ、重度の脳震盪の疑いがあると診断された」と述べ、頭にかなり強い衝撃を受けたことを明かしている。頭蓋骨に損傷が無いとしても、カタールワールドカップでプレーできるかどうかは微妙な状況となった。
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