余談ですが、なぜ家入レオの回をアップしたかというと....2012.10.30「コバヤシ丸テストと怪獣ゴーン」のときに書かせていただきます。
さて税務署に呼び出された環さんは、税務署員に「あなたは収入に比べ,手元に残るものが少ない!!! それはアシスタントが4人もいるからです。 2人にしてそれで描けるものを描きなさい」
といわれたそうです。 まあずいぶんいいかげんな話で、作品のクオリティーを下げて生き残れる保証を税務署がしてくれる訳でもないによくも言ったものです。
ところがその件に関しては、税務署員だけが言っている訳ではないのです。
そもそも彼が「リバーサー」を描いている時、仕事場に遊びにいった全員が、「あんなに人を使っていては、やっていけない。なんとかしたほうがいい!!!」と余談の人に相談してきた。
それに関して「彼はプロなんだから、どうなっても自分の責任でやるべきだ」と言ってきたのだが、それから20年近く迷走をつづけ、「バンパイヤバンド」にたどり着いたのは奇跡に近いものなのだ。
おそらく迷走歴20年は、業界最長で彼が続けてこれたのは、彼だけにしかできないと思っている。
ところがこれは褒め言葉ではない。 はっきり言うと彼には漫画家で生きる道しかなく、そもそも彼は人生設計という意味では、破綻しているのではないか?という思いがあるからだ。
だが世の中の成功者という人間は、どこかそういうところがある。 人から見ればあきれることでもそれを成功させるところがあるのだ。
でも考えるとうまく行かない人は、ホームレスになっているだけかもしれない.....