脱原発デモ、今夜 国会包囲へ (TBS)
脱原発などを訴え国会議事堂を取り囲もうという大規模なデモが行われています。
29日のデモは、毎週金曜日の夜に官邸前で大飯原発の再稼働などに抗議しデモを続けている団体が呼びかけたものです。東京の日比谷公園をスタートして東京電力本店や経済産業省の前を行進し、最後は国会議事堂を囲んで反原発を訴える計画です。
夏の太陽が照りつける厳しい暑さの中、デモになじみの薄いような、子ども連れやお年寄りの姿も目立ちます。
「今まで参加したことなかったけど、動かなきゃいけないと思って」
「家族連れも来ていいんだという気持ちもあって参加しました」(参加者)
反原発デモは、こうした「普通」のひとたちの参加で広がりを見せていますが、背景には主催者側のある工夫がありました。
「こちらのデモでは、お年寄りや子どもも危険なく参加できるように、ファミリーエリアを設けるなどの工夫を凝らしています」(記者)
「子どもを守りたいという声を ちゃんと上げられる場所をつくりたい。(これまで)出てこられなかった人たちが集まって声を上げられたらいいなと」(主催する首都圏反原発連合)
デモが始まってから1時間半が経ちますが、スタート地点の日比谷公園から霞ヶ関、永田町の国会の近くまで人々の長い列が出きています。このあと、午後7時ごろにかけて国会議事堂の周りに集まり、キャンドルを手にして国会を「人間の鎖」で取り囲む予定です。(29日17:21)