【検察vsメディア】強制捜査で情報源が鑑定医だと特定された前代未聞の事件 供述調書引用の本「僕パパ」が物議 「さまよう信念 ~情報源は見殺しにされた~」〈カンテレ・「ザ・ドキュメント」〉

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「さまよう信念 ~情報源は見殺しにされた~」が、7月12日(金) 25時25分~カンテレ(8ch)で放送されます。ぜひご覧ください。

■ さまよう信念 ~情報源は見殺しにされた~

放送日時:7月12日(金) 25時25分~

ザ・ドキュメント公式ページ:
https://www.ktv.jp/document/240712.html

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鹿児島では今、警察がメディアに強制捜査に入り情報源を特定。“取材源の秘匿”を巡る大問題となっている。しかし、メディアの情報源が強制捜査で明らかとなった事件は17年前、奈良でも起きていた。

2007年、講談社から「僕はパパを殺すことに決めた」が出版される。この本には前年、奈良県田原本町で母子3人が亡くなった少年放火事件の供述調書が引用されていたことから法務省が問題視。検察は本を執筆したジャーナリストの草薙厚子さん宅などを強制捜査し、その情報源だった精神科医の崎濱盛三医師が秘密漏示の疑いで逮捕・起訴される。想定外の事態に、出版に携わった関係者たちの信念が揺らぎ始める。

崎濱医師は放火事件で少年の精神鑑定を担当し、「発達障害」が犯行に影響していたと鑑定した。家庭裁判所は刑事裁判として罪に問うべきとした検察の主張を退け崎濱医師の鑑定を採用。異例の保護処分(少年院送致)を下していた。

裁判で崎濱医師は、調書を見せたのは「少年が殺人鬼であるかのような誤解を解くためだった」と訴える。一方法廷の外では、メディアの批判の矛先が、著者である草薙さんの“取材手法”に向けられていく。2012年、崎濱医師の有罪が確定し、1年間医師免許を失った。
法廷で「後悔はしていない」と語っていた崎濱医師。その信念が揺らぐことはなかったのか?

そしてメディアは、“表現の自由”に対する公権力の介入にどう向き合ったのか。
17年間の沈黙を破った当事者たちが、初めてカメラの前でその真意を語る。

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