ロシア国防省は戦術核兵器を用いた軍事演習の開始を発表しました。これらの演習は南部軍管区で開始され、軍当局によると実施されています。
初期段階では、イスカンデルミサイルシステムの弾薬受領と、ミサイル発射準備のために指定されたエリアへの秘密移動が含まれます。演習には空軍も参加しており、専門の核兵器を装備したパトロール飛行を行い、極超音速ミサイル「キンジャール」を含む航空機兵器の配備を実践します。
「これらの演習は、特定の西側当局者からの挑発的な発言や脅威に対する対応として、ロシア国家の領土保全と主権を確保するために実施されています」と国防省は述べています。
国防省が公開した映像には、南部軍管区での演習の詳細が示され、戦術核兵器の実際の使用の側面が強調されています。ウラジーミル・プーチン大統領は今月初めにこれらの演習を命じたもので、国防省によれば、西側当局者の挑発的な発言や脅威に対応するものです。
西側の指導者たちは、プーチンが無責任に核の脅威を煽り、ヨーロッパを威嚇する新たなハイブリッド作戦を開始していると非難しています。戦術核兵器は戦略核兵器ほど強力ではありませんが、それでも壊滅的な破壊力を持っています。
写真とビデオ:t.me/mod_russia_en