コロナウイルスによる自宅待機を、いのちの創造性を開く時間に変えよう!
ヒマラヤからのメッセージ2
日本中の皆様、コロナウイルスによる外出自粛の状況に置かれていることと思います。
わたしの住むインド北部の町、ダラムサラでも一人目の感染者と死者が出て、インド全体13億人がロックダウン、外出も集会も禁止の自宅待機状態に置かれています。
第一回目のメッセージでは、この監禁状態を瞑動という方法で乗り越える方法をご紹介しました。
瞑動とは、一言で言えば動く瞑想です。静かな場所に座って、からだに耳を澄まします。
かすかな感じの変化が感じられると思います。それに耳を澄ましながら、からだが何者かによって動かされるに任せます。
2,3日続けて慣れてきたら、同じようになにかに動かされながら、からだのなかのいろんな「感じ」が変わることに気づけるようになります。
どこかが忘れていた夢を思い出したり、不意に震えだしたり、浮き上がって漂いだしたりするあるかな帰化の、かすかな感じに耳を澄ましてください。これまで一度も動かしたことのないやりかたでからだがなにかに動かされるのを楽しんでください。
この「感じ」はごくごくかすかなもので、しかも瞬間的に生まれたり消えたりしています。千分の一秒くらいの間感じられ、すぐ消えたり、別の「感じ」に変わっていったりしています。
この「感じ」をクオリアと呼びます。クオリアとは、わたしたち人人間だけではなく、あらゆる生きとし生ける細胞のいのちが感じていることのすべてを指します。
このクオリアには不思議な特徴があって、あるクオリアと別のクオリアが出会うと、たちまち第三の新しいクオリアが勝手に生まれることもその特徴のひとつです。それは自分の意識でコントr-るできることではありません。細胞のいのちが感じているクオリアが自動的に共振して新しいクオリアを生み出します。
ためしに、みなさん、あたまのなかでピンク色のクオリアを思い浮かべてください。そしてもうひとつ象のクオリアを思い出してください。でも、お願いします。決して「ピンクの象」だけは思い浮かべないでください。
どうでしょう。そう、自分でコントロールすることはできません。すでに皆さんの頭の中ではピンクの象があるき始めていることと思います。これがクオリアの不思議です。でもこのクオリア不思議が、いのちのもつ無限の創造性の秘密なのです。
瞑動によって心地の良い速度でなにかに動かされるままにしていると、いつのまにか日常の言語意識は消え、下意識状態のからだになります。
この下意識や無意識と言われている状態ではじめてからだの闇に隠されているいのちの無限の創造性を開くことができるのです。
瞑動はからだの動きをつかうダンスや舞踏だけではなく、どのチャンネルにも有効です。絵が好きな方は、からだガウが動かされているうちに浮かんできた映像のイメージを絵に描いてください。音楽が好きな人は意外なメロディーや浮かんでくることもあります。言葉が得意な方は、次々に浮かんでくる言葉を文字で書いてください。詩や俳句、和歌の形でも出てきますし、小説のような長い物語になることもあります。わたしたちはこれらすべてを『生命共振芸術』とよんでいます。
ことしからヒマラヤの共振塾は舞踏だけではなく、あらゆる芸術分野での生命共振芸術のための芸術センターに発展しました。
もしこの瞑動から始まる創造性を開くことに興味が湧いた方は、コロナウイルスが消息して自由に旅行ができるようになったときに、一度ヒマラヤの生命共振芸術センターを訪れてください。
世界中からさまざまなジャンルの芸術が集まり、自由に出会うスペースとして一年中、年中無休で開いています。
では、瞑動で「監禁状態」を乗り越え、いのちの無限の創造性を開いて、健康な毎日を送られるようヒマラヤよりお祈りしています。このヒマラヤからの緊急メッセージはさらに第三弾、第四弾と続けていきます。お楽しみにしてください。
ウエブサイト:生命共振ヒマラヤ subbody.com