その日、平凡な主婦が体験した、たった一日だけの恋!
ソフィア・ローレン×マルチェロ・マストロヤンニ 大人の愛を奏でる不朽の名作
ドイツのナチス総裁ヒトラーがイタリアのファシスト党指導者ムッソリーニと対面した1938年、イタリア国民にとって特別な一日に1組の男女がふと出会い、思いがけない愛情を育む様子を、イタリアの名匠エットレ・スコーラ監督が鮮やかに描写。「昨日・今日・明日」「ひまわり」などでおなじみの黄金コンビ、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが絶妙に息の合った共演を披露。限定された物語の時空間を映画的に活用した演出も見事で、しっとりと味わい深いメロドラマの傑作!
STORY
第2次世界大戦が間近に迫った1938年。ムッソリーニ政権下のローマにドイツの権力者ヒトラーがやって来るという記念すべき日、国を挙げての歓迎式典が行われた。アントニエッタ(ソフィア・ローレン)は式典へ出掛ける夫と6人の子供を送り出し、ひとりアパートに残る。山ほどある家事に追われる彼女は、カゴから逃げ出したペットの九官鳥を追って、向かいの部屋を訪れるはめに。そこには、彼女と同様、ひとり部屋にこもっていたガブリエレ(マルチェロ・マストロヤンニ)という独身の中年男がいた。互いに身の上話をして次第に打ちとけた2人は…。