俳優レイフ・ファインズが構想20年を費やして映画化を熱望した伝説のダンサー・ルドルフ・ヌレエフの半生を描いた映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』インタビュー映像が解禁となった。
1961年。ルドルフ・ヌレエフはキーロフ・バレエ(現マリインスキーバレエ)の一員として、パリ公演のために生まれて初めて祖国ソ連を出た。傲慢・我儘・反逆児と評される一方で、踊りへの情熱は誰よりも強いルドルフは、異国で得られるものすべてを吸収しようとするが、その行動はKGBに監視され、政府の圧力は強まるばかりだった。 6月16日、次の公演地へ向かおうとするルドルフは、突然帰国を命じられる。それは、収容所に連行され、踊りを続けることすらままならない未来を暗示していた。団員たちが旅立ち、KGBと共に空港に残されたルドルフが、不安と恐怖に襲われる中くだした決断とは?
解禁となったのはルドルフ・ヌレエフの亡命を手助けする謎の美女を演じるパルム・ドール受賞女優アデル・エグザルホプロス。「私は実在の人物クララ・サンを演じているの。彼女は婚約者の死後、ヌドルフ・ヌレエフと親しくなる。そして、彼の亡命に一役買うことになるの」と役柄について説明。本作に惹かれた理由では「自由というテーマが魅力的だった。自分とは違うタイプの女性。」と答え、演じることに不安だったが、ワクワクしたと答えている。レイフ・ファインズとの共演については、「レイフとの仕事は最高よ。」と大絶賛。「私が最も感銘を受けたのは、彼の的確な感性、それに役を愛する姿勢なの。このような彼の真の姿を観客に伝えたい。」コメントしている。
原題:The White Crow
監督:レイフ・ファインズ
出演:オレグ・イヴェンコ、セルゲイ・ポルーニン、アデル・エグザルホプロス、ルイス・ホフマン、チュルパン・ハマートヴァ、ラファエル・ペルソナ、レイフ・ファインズ
『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』は5月10日よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国公開となる。