北九州市にある毒物を扱う業者の倉庫から、猛毒の「シアン化ナトリウム」1キロがなくなりました。最大で5000人分の致死量に相当します。
北九州市によりますと、先月31日午前10時ごろ、市内の化学品専門商社「コタベ」の職員が倉庫にあるシアン化ナトリウムが入った500グラムの容器2本が足りないことに気付きました。最大で成人5000人の致死量に相当します。倉庫は通常、鍵が掛けられていて、30日午前6時半までは2本ともあることが確認されています。北九州市は近く、この業者に臨時の立ち入り調査を行う方針で、警察は窃盗の疑いもあるとみて調べています。