この胸のときめきを & 君なくしては生きられない Io Che Non Vivo Senza Teピノ・ドナッジオ Pino Donaggio
ダスティ・スプリングフィールドがYou don’t have to say you love me 邦題 「この胸のときめきを」として1966年に放った全英一位、全米第四位にも輝いた大ヒット曲。
原曲は前年のサンレモ音楽祭での入賞曲で、参加していたダスティが気に入って取り入れたもの。
作詞 ヴィト・パラヴィチーニ 作曲 ピーノ・ドナッジョ
1965年のサンレモ音楽祭参加曲で、ピノ・ドナッジオ(Pino Donaggio)が歌って優勝は逃したものの楽曲の良さで人気を集め、ヒットチャートNO.1になりました。
タイトルの直訳は「Io Che Non Vivo Senza Te」(私はあなたなしでは生きられない)である。
英語の歌詞を書いたのは、ダスティ・スプリングフィールドの友人、プロデューサーのヴィッキー・ウィッカム(Vicki Wickham)とヤードバーズのマネージャー、サイモン・ネピア-ベル(Simon Napier-Bell)
エルヴィス・プレスリーも1970年にカバーリリースして日本でもスマッシュ・ヒットとなり、その後も多くの歌手たちがカバーしています。
和訳としては、岩谷時子氏の「夜ごと二人は、ここにいるけれど・・・」が著名ですが、内容を見ると英語版ではなく、カンツォーネの方を原型としているようです。
邦題の「この胸のときめきを」は誰が付けたものかわかりませんが、英語版・イタリア語版とも内容と合致していません。
最初に紹介されたレコードでは、どうなっていたのか知見がありませんが昔は歌詞など関係なく、曲のイメージを先導するような邦題が関係者によって勝手に付けられていたと言われています。
この曲は、数あるカンツォーネの中でも世界的に最も知られている曲のひとつという定評がある。
ピーノ・ドナッジョは、他にもヒット曲が数曲あるようですが、この曲の成功の後、作曲家に転進して映画音楽などで活躍、代表作として有名な作品に「キャリー」がある。
拙訳は、いつもお世話になっている村田ナオミ氏に対訳をお願いして、原典とさせていただきました。
「新春シャンソンショー」
http://shinshun-chanson-show.tumblr.com/archive
訳詞・歌 Sima
Pf. 江口純子 in 市川 ラ・メール
訳詞 no.168 (初稿)
シャンソン・訳詞のチャンネル
chanson de Sima (Sima World)
https://www.youtube.com/user/fwhy3109/videos