京都大学の入学式で、総長がボブ・ディランさんの歌の一節を取り上げた式辞を、学校側がホームページに掲載したことについて、使用料などの手続きを求められていたことがわかった。
京都大学は、今年4月の入学式で山極寿一総長が“自由な発想”を示すものとして取り上げたボブ・ディランさんの「風に吹かれて」の歌詞が含まれた式辞をホームページに掲載している。
しかし先週、JASRAC(=日本音楽著作権協会)から歌詞のホームページへの掲載は使用料がかかるため手続きを求める趣旨の問い合わせがあったという。
京都大学は、引用の範疇(はんちゅう)などとして掲載は続ける方針で、今後正式な要請があれば対応するとしている。
一方、JASRACは「あくまで利用状況の確認を差し上げたにすぎません」とコメントしている。
2017/05/19 14:09