臭いをもって、臭いを制す!? マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が、スイスの香料メーカー大手「フィルメニッヒ」と提携、途上国でのトイレ使用を促進させるため、排泄物の悪臭根絶を目指している。
人間には350ほどの嗅覚受容体があり、その一部が悪臭に反応する。匂い分子が嗅覚受容体に付着すると、嗅球を通じて電気信号が大脳辺縁系に送られ、においを識別し、記憶する仕組みだ。
ビル&メリンダ・ゲイツ財団の支援の下、科学者らはトイレの悪臭の主な原因が4つの有機化合物、インドール、酪酸、クレゾール、ジメチルトリスルフィドであることを発見。これらを基に、排泄物のようなにおいを化学的に合成し、さらにその成分を香料に入れることで……→続きは動画で。