2020年東京オリンピックでトライアスロン競技の会場となる港区台場の海岸で育ったノリの収穫とノリすきに地元の小学生が挑戦しました。
ことしで9年目となるお台場でのノリ作りは、区立お台場学園港陽小学校の5年生が環境学習の一環として地域の住民や漁師らと一緒に取り組んでいます。きょうは去年暮れにノリの胞子を付けて海中に沈めた網を引き上げ、長さ20センチほどに成長したノリを手でむしり取って収穫しました。続いて、水を混ぜたノリを木の枠の中に流し込んで、1枚のノリに仕上げていきました。参加した子どもたちは「ちょっと難しかった。ノリを木枠に流し出すところが難しかった」「うまくできました。楽しかった」「(地元でノリが取れるのは)すごいと思います。お台場の自慢になる」などと話していました。また、実行委員でお台場海苔づくりの会会長の鈴木一文さんは「最高なノリが出来上がったと思う。ちゃんとこうやって作って育って食べるものという感覚が(子どもたちに)育ってきた。食べるものができるくらいきれいな海なので、海遊びがもっと自由にできるくらい環境が整ってくればいいと思う」と話しています。
出来上がったノリは袋詰めをして、後日、子どもたちや参加者で味わうということです。