マンハッタンの高層マンションで火災
ニューヨーク・マンハッタン中心部の日本人も暮らす高層マンションで火事があり、大がかりな消火活動が行われ、大勢の住民が避難する事態となりました。
火事が起きたのは、マンハッタン中心部にある41階建ての高層マンションで、5日午前11時ごろ(日本時間の6日未明)、建物の20階部分から火が出ました。
地元の消防当局によりますと、消防車などおよそ40台と消防士150人が出動し、およそ2時間後に消し止められました。
ほとんどの住民は消防の誘導を受けて屋外に避難しましたが、この火事で男性1人が死亡、1人が大けがをして病院で手当てを受けているということです。
住民によりますと、このマンションには数人の日本人も暮らしているということですが、今のところニューヨークの日本総領事館には、日本人が被害に遭ったという情報は入っていません。
現場は多くの観光客が訪れるタイムズ・スクエアから西におよそ1キロ離れたところで、周辺の道路は一時、広い範囲で通行止めとなりました。
29階に住んでいるという日本人の男性は、「部屋でテレビを見ていたところ廊下に煙が上がってきていて急いで非常階段を下りた。自分の部屋より下で火災が起きていたため、避難できなくなるのではないかと不安だった」と話していました。
警察と消防で火事の原因を詳しく調べています。